永遠にすすり泣く浮遊するもの


きっかけはディズニーのラプンツェル

昔から、西洋のおとぎ話は好きだった。ラプンツェルはもっと暗くて悲しくて、
淫靡なにおいを子どもながらに感じていた。
塔3

ディズニーは明るすぎて全く薄っぺらい。

インパクトは強いが、昔のおとぎ話が皆ディズニーの世界だと思われると
困るなーと思う。

場面は石造りの塔(お城)、暗い廊下。誰かがずっとすすり泣いている。
塔3
ずっと暗い塔に幽閉されて、泣きながら死んでいった女だろうか。

その周りにも、長い歴史の中でうかばれずに死んでいった沢山の霊たちが
彷徨っている。
塔3

一見普通の空間でも、見える人には、霊がうようよ人に絡みついているのかもしれない。
彼らの世界は、この世とは異空間で、でも同時に存在するのかな?

演奏では、左手がこの世、右手が同時に存在するあの世を表現しました。
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即興は、一発芸であるがゆえに、いい効果を出すときと、
ただのスケッチで、もっと時間と手間をかければいい作品になるものが
あると思う。
今回のこの曲も後者だと思う。
もっともっと、この作品は奥深く作れると思うけど。。。

残念ながら私にはその技術と才能がないなーーー。