私、今日パンツなの。

春から勤めだしたピアノ教室のハロウィンコンサートがあった。

思い思いに仮装して、パーティーっぽい発表会だった。

(私はやりすぎ?で浮いていた)

大きな舞台に慣れるための目的で普段の教室でやるので、初参加の子どもが多い。

 

その中の3人が我が生徒だ。

1人は他の先生からの引き継いだピアノ歴6年のAちゃん。

慣れたもので、本番に向けて猛練習で仕上げてきた。

2人は2歳で入ってきたピアノ歴6か月の幼児。

そのうちBちゃんはすでに平仮名や数字を理解するほどの女の子。

本番は連弾はスムーズにいき、150点の演奏に両親は涙ぐんだ。

もう一人のCちゃんが野生児で、ピアノの椅子に座るのも、ピアノに触れるのも

気分が乗らないとやらない。

教室には私と遊びに来ている(保育園でいつも遊んでいる子なので)つもり

らしい。。。。

普段のレッスンでの私の格闘ぶりは別の記事に書くとして、

どうにか本番はピアノの音を出してもらうために、必死で考えた。

そうだ!Cちゃんが仲良しな飼い犬の歌を作って連弾にしよう!!

一週間前に出来上がり、弾き方を動画で送り、本番まで家で練習してもらった。

本番は?。。。見事!最初の礼をしてピアノに座り鍵盤を触った!!

しかーーし!  途中から何かを私に訴え始めた。

「私、今日はパンツなの」

「ねー今日 私パンツはいてきたの」

トイレトレーニングで、おむつからパンツに移行する時期、

パンツがはけると「お姉さんになったねー」と褒めてもらえるのだ。

😨😨😨😨😨😨😨😨

会場は大爆笑、私はちょうど歌っている時だったので、彼女の訴えを

受け止めて納得させるために、

「〇〇ちゃんはパンツをはいてますーーー♪」と歌ったらまた爆笑😊

彼女は満足して、鍵盤を自由にたたき、曲は無事終わったのでした。

ほっと溜息。自分にインプロ力があって本当によかったーと思った瞬間でした。